Part4 適切なトルマリンの形状とは?
トルマリンの利用法から始まり、適切な活用法、価格と品質を足早に説明してきました。トルマリンに関する知識がかなり蓄積されてきたものと思います。
Part4では、さらに大切なトルマリン原石の加工についてお話をしていきます。加工が大切というのは、以下の2つの理由によるものです。
その1 - 使い勝手
その2 - 安全性
トルマリン原石は鉱山から採掘される訳ですが、状態は採掘地によりさまざまです。色々なランクの原石が混じり、サイズも一定ではありません。
多くの原石はこの状態で輸入されます。トルマリンの輸入会社によって、原石をこのまま販売することもありますが、使い勝手や安全性を考えた場合に好ましいこととは言えません。
そこで、使い勝手から見ていきましょう。まず、トルマリンの使い勝手を考えた場合、どの程度のサイズが適切なのでしょうか。
用途によって異なりますが、浴槽に入れて使う場合の適切なサイズは1〜5cmです。ピッチャーやボトルに入れて飲料水として使う場合、そのサイズは 1〜3cmが扱いやすいでしょう。又、土壌改質用途で使う場合、そのサイズはミクロン〜5mmのものとなります。用途に合わせて原石のサイズを選ぶ、これは大切なポイントです。
次に安全性について見ていきます。
トルマリン原石はその性質から"柱状"になっており、条線と呼ばれるラインが表面にあります。
条線がはっきりしているトルマリン程品質は高いのですが、この条線が難しい問題を引き起こします。
それは、この条線に触れると手を切ってしまうことです。
この事実は以外に知られておりませんが切れ味は思った以上に鋭く、未加工で条線のある原石に触れようものなら手は傷だらけになること請け合いです。
そのため、原石を日常生活に活用するにはまずこの条線を取り除く加工が必要となります。加工は『角取り』と呼ばれる作業で機械により条線を取り除き、丸みをつけるのです。
この作業によって原石は手で触れることが可能となり、日常生活で活用できる石となります。
残念ながら市販されているトルマリンには条線が取られていないものが数多く出回っております。
特にランク-4の原石で『角取りなし』のものを安価に販売しているのは良く見かけます。
こうした原石は実用性が低いので用途と安全性をよく考慮し、ご自身が納得した上で利用するようにして下さい。
◇トルマリンの加工法にも注意は必要。適切なサイズを見極め、角取り加工されている安全なものを選ぶことが大切。