トルマリン基礎データ
トルマリンは別名電気石と呼ばれます。その理由は外部から力を与えると電気を発生させ、光波やイオンが放出されるからです。
@) 主なトルマリンの名称
英語名 和名
Schorl 鉄電気石、鉄トルマリン
Elbaite リチア電気石、リチウムトルマリン、 リチアトルマリン
Dravite 苦土電気石、マグネシウムトルマリン
A) 化学組成
名称 化学式
Schorl NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4
Elbaite Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4
Dravite NaMg3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4
B)透明度と色
英語名 透明度 色
Schorl 不透明 黒色
Elbaite 透明〜半透明 ピンク、緑、青、バイカラー
Dravite 不透明(一部半透明)黄色、暗緑色、褐色、黒色
※透明度や色が異なっても、それぞれの種類の中でも基本的性質は同じである。
C)形状(晶癖)
一般に柱状結晶し、柱面(横の面)に平行に条線(結晶面に現れる筋)が見られる。断面は六角形、但し三面のみ大きく発達して三角形に近いものが多い。
柱状結晶の両端面が3面120度で笠を破ったようになっていて、それが上下で180度ずれている。さらに面の角度も違っている。(上下に非対称、これを異極像という)ショールは特に大きな結晶を作りやすい。
D)分類
珪酸塩鉱物(silicate)《サイクロ珪酸塩(cyclosilicate)》
硼素(ホウソ)を含む複雑な珪酸塩鉱物。
6個のSiO4四面体がリング状につながった基本構造を持っている。リング珪酸塩又は環状珪酸塩とも呼ばれる。
E)結晶
三方晶系:trygonal 《広義の六方晶系(hexagonal)》
空間群:R3m
結晶形:複三方錘体、異極像(極性軸を持っている)
F)比重
3.0〜3.3(Elbait<Dravite<Schorl)
※成分によって変化
G)硬度
7.0〜7.5(モース硬度)
H)屈折率
ω=1.64〜1.67、ε=1.61〜1.65
I)電気的特性
焦電気(ピロ電気) 熱を与えると電気を生じる
圧電気(ピエゾ電気) 圧力を加えると電気を生じる
※トルマリンに熱を加え、るつぼはさみ等ではさみ、小紙片の上にかざすと小紙片は柱状結晶の端に吸いつけられる。このように結晶の端に電気が生じている事がわかる。これが焦電気である。又、圧力もしくは張力をかけても2つの向きに正負の電気を生じるのが確認できる。これが圧電気である。
トルマリンの結晶構造
SiO4四面体を斜線で示し、Siを省略した。金属イオンのみの高さを数で示した。(Ito and Sadanaga,1951及びBuerger,Burnham and Peacoa,1962に基づく)
その他-トルマリンの国内許認可
1.厚生省化粧品原料認定
2.厚生省告示第120号[既存添加物名簿] 平成8年4月16日付官報(号外第90号)